こないだ初めてキャッシングを申込んだばかりの者です。純粋な好奇心なんですが、ブラックの人の割合ってどのくらいなんでしょうか。

自分がそうなる可能性を考えるとちょっと怖いので、思ったよりブラック率が高いのならば、自分も借入の必要がなくなったらできるだけ早く解約しようと考えています。

利用者の3割くらいが延滞によるブラックです

JICCの最近の統計によりますと、現在利用中の全登録人数約1200万人に対して、異動情報のある人が約400万人、つまりおよそ3割の人が延滞中か延滞登録中だということが分かります。ブラックとされるのは、長期延滞をしている人だけでなく、債務整理をした人も含めますから、それも加えれば更にその割合は増えるはずです。

また一度ブラックリストに載ってしまうと、信用情報機関の登録期間終了後も、独自に社内情報として保存される場合があります。つまり要注意人物として警戒される人は、年々増加し続けていることになります。それにしてもこの割合はかなりのものですね。利用者の3割というと、誰もが長期延滞の可能性があると言ってもいいくらいです。

ここで同じ統計内で、利用者の借入件数についての数字を見てみましょう。5件以上が18万人、4件が38万人、3件が106万人、2件が267万人、1件が770万人です。一概には言えませんが、やはり借入件数の多い人が長期延滞をしているとすれば、この3割の人は、主に4件以上の借入のある人から出ていると考えられます。

つまり長期延滞をしてブラック入りしないためには、借入件数を増やさないことが大切だと言えるでしょう。借入先が1件という人が最も多いのですが、ここで留まって2件以上に増やさないようにするには、借入額が不足した時にすぐに他で申込まないことです。

キャッシング申込みは初心者にとっても簡単ですし、経験者ならば尚更そうでしょう。しかし借入件数を増やせば、それだけ返済の管理は難しくなるということを忘れてはなりません。

借入額を増やしたいのなら、やはり地道に増額を狙うのが安全ですね。時間はかかるものの、増額すれば金利も下がってより返済は楽になります。また増額審査に受かるには延滞は厳禁ですから、自然と延滞のない理想的なキャッシング利用者になれるでしょう。

あちこちで借りても、後でおまとめをする羽目になるのならば、初めから1件の借入先を守る方がずっと合理的ですよ。また必要がなくなれば、なるだけすぐに解約するのも確かにいい方法ですね。キャッシングは手軽で便利ですから、誰でもあればつい使ってしまうものだからです。

【参考ページはこちら】
ブラックでも審査に通るカードローンを教えて!

世の中でキャッシング利用者のブラックリストの率(割合)の高さ

消費者金融の提供するカードローンやキャッシングは以前では、借金地獄や取り立てがキツイというイメージが大きかったのですが、2010年以降に完全施行された改正貸金業法では総量規制を設け、借入残高が年収の3分に1を超える場合、新規の借り入れを出来なくすることや、上限金利が29.2%から20%まで引き下げられたことなどで、安心してお金が借りられるようになりました。

それまでの法律では出資法と利息制限法の異なる金利上限から、その間で生じるグレーゾーン金利で貸し出しをする金融業者が多く、これは利息制限法を大きく上回る金利で、法の網を上手く掻い潜って高い金利で貸し出し、多重債務者を多く出す結果となりました。

しかし、貸金業法が改正されると、金融免許を持たない業者の営業が出来ないほか、金融業務取扱主任者不在での営業も法を犯すこととなると、高い金利で多重債務者に貸し出しをする企業がなくなり、さらに払いすぎた金利をとり戻す過払い返還請求が出来るようになると、消費者金融は銀行グループ傘下に入り、銀行からの借り入れにより事業を展開するところが多くなりました。

現在では市場原理主義となり、消費者金融間でも消費者が借りやすい金利水準や無金利期間などのサービスをも設けて、貸出をしています。

こうなると消費者のモラルが問われるようになります。無担保無保証で貸し出しをする消費者金融は顧客情報を元に貸し出しをします。返済で何らかのトラブルを起こせばブラックリストに情報登録されます。1件以上の借り入れがある人のうち2割もの人がブラックリストに登録されており、このことから借りる側の計画性のなさやモラルがこのような結果を引き起こしていると言えます。

消費者金融を利用する割合としては髙い率のブラックリスト登録者と言えるでしょう。金融が経済の中心となると必ず、債権者と債務者の間にこのような問題が起こりますが、貸金業法が改正された現在の世の中で、やはり借りる側のモラルが問われるので、借り過ぎに注意し、金融を生活の中で便利に使うことを心掛けると良いでしょう。