今までポスティングされるキャッシング会社のチラシは信用できないものだと思っていましたが、いざ自分の所に来ると本当かなぁと少し期待してしまうものなんですね。実は自分は2年ほど前に半年くらいサラ金の返済を無視していたんです。

5年放置しておけば時効が来て返済なんてしなくていみたいなネット記事を読んで、お金にも困っていたので実践してしまったんです。今思えば馬鹿なことしたなぁと後悔していますが…。

そんな自分なので、完全にブラックなはずなんですが、「ブラックでもキャッシング可能」というチラシに心が揺れ動いています。このチラシ、信用しても大丈夫でしょうか?

小規模業者の可能性もありますが、ほとんど信用できませんよ

う~ん。借金は踏み倒せ!という考えに乗っかったのは大きな間違いでしたね…。過去のお話を蒸し返しはしませんが、借りたら返す。これは人として当然のマナーですからね…。

チラシの件ですが、ほとんどの場合は闇金か犯罪の手口に使われるパターンですね。大手がそんな広告をわざわざポスティングはしませんし、小規模の消費者金融、いわゆる街金でも使わない広告手段です。それでもひょっとしたら…とお考えであれば、ネット検索で正規業者か架空業者かを調べてみてはいかがでしょうか。あれこれ悩むより調べた方が早いですよ。

調べ方は簡単。まず、「貸金業者検索 金融庁」と検索してください。検索結果のトップまたは上位に【登録貸金業者情報検索入力ページ】というものがヒットするはずです。

ここが「貸金業者の登録」を一発で見抜くことができる、金融庁の検索サービスです。会社名で入力すれば、そのキーワードを含む業者が一覧表示されます。ここに広告の業者がなければ、その時点で広告はゴミ箱に捨てるかか古紙回収へ出しましょう(笑)。

半信半疑の状態のときは、管理監督をしている行政機関のサービスを利用するのが一番手っ取り早く解決する方法です。普段はほとんどお世話にならない役所でも、こういうところで役に立つんですよ。

【参考ページはこちら】
ブラックの人が作れるカードローンはやっぱり消費者金融?

本当にブラックでもキャッシング出来るのか

ブラックとは、多重債務などになって返済を延滞したり、債務超過で自己破産や債務整理などを申請して、個人信用保証情報機関に事故として記載されることをいいます。この記録は、内容によって約5年から10年は抹消されることはなく、その期間は新たなキャッシングの申込やカードローンなども組めなくなります。

個人信用保証情報は、基本的に消費者金融からの借入の記録が上乗せされるので、もし個人情報の氏名が変わったりすると情報自体が白くなります。これを戸籍のクリーニングといって、債務を逃れるために悪用する人が増えてきて、最近は全く記録がない人もローン会社から要注意されるようになりました。

また、よくブラックでもキャッシングが出来るという広告などがありますが、これは本当に可能なのでしょうか。実際は、そんなことはありません。

ブラックになっている時には、どこのローン会社の審査も通ることはありません。このような広告を出している業者は、殆どが違法な高金利で営業の許可もとらずに融資をおこなっているヤミ金です。

ヤミ金は、賃金業法の規制対象になっていて、罰則がありますが、法律が改正されてから新しい借入が難しい人を取り込もうとして増えています。ヤミ金を利用する多くの人は、大体返済をいくらすればよいのかだけを考えてしまい、きちんとした返済計画をたてないまま利用してしまうようです。

もし、ヤミ金と疑われる金融業者の広告を見かけても、絶対に利用してはいけません。少しでも怪しいと感じたら、決して申し込まないようにしましょう。

また、きちんと登録されているかどうかなど、確認をしてみるのも良い方法です。悪徳業者だとわからずに利用してしまった場合は、専門家である弁護士などに相談することをお勧めします。

悩んでいる間にも、高い金利を返済しなければならなくなるので、最小限の被害に留めるためにも迅速に相談しましょう。最近は、専門の相談窓口などもあるので活用しましょう。