販売業を開業してから3年になる35歳の個人事業主です。仕入れから販売、経理まで、一通りを自分一人でこなしていますが、最近商品の仕入れ値が上がってきたことと、ガソリン代などの経費がかさんできて事業資金に困り始めています。

個人のカードローンは持っているんですが、事業での使用はできないので、まずは国の制度で即日融資を受けられるものはないかを探したいと思っているんです。個人事業者向けの運転資金を即日融資してくれる制度はないでしょうか?模しなかったら、他にいい方法はないかもご指導いただけませんか?

即日融資制度はありませんが、ビジネスローンは可能性ありですね

国金(日本政策金融公庫)などでの事業用融資に即日融資の対応をしてくれるものはありません。各都道府県や市区町村の事業用融資でも同様に、即日での融資は期待できません。事業計画や帳簿類の審査があって、そこから融資の可否を決定するのが流れである以上、即日融資はできないのが実情です。

個人の生活困窮で市町村によっては「緊急小口資金」の即日貸付をしているところは散見しますが、事業向けのものではありませんから、それも利用はできないでしょう。

国や公的機関の制度ではなく、民間のビジネスローンを利用するという手段はお考えにないでしょうか。最近は一部の銀行でも全国対応のビジネスローンを展開していますし、消費者金融会社には総量規制の対象外になる個人事業者向けのビジネスローンもあります。

金利は個人向けローンとほぼ同じなので、事業資金としては利息負担が痛いところではありますが、急場を凌ぐ目的であるなら、検討するだけでも価値はあるでしょう。時間的にも最短即日で融資を受けられますし。
(⇒即日融資の利息に関するオススメ記事はこちら

裏技ではないんですが、事業での収益でご自身の生活をされているでしょうから、経理上、自身から借り入れをして事業資金に充て、自身の生活費を個人向けカードローンで借り入れるという方法もないことはないと思うんですが、継続的に事業用の融資を必要としているのであれば、ビジネスローンで堂々と借入をするのが一番確実ではないでしょうか。

【参考ページはこちら】
事業資金のために即日融資が受けられるところを教えて!

国から即日融資って可能なの?即日は厳しいですが一応可能です

国から即日融資を受けたい場合、生活福祉資金に申し込む選択肢も残されています。ただし、生活福祉資金は消費者金融の即日融資のように、その日に現金を借り入れるのは難しいです。役所に申し込む事になります。書類を集め、必要事項を記入し、提出して、審査があり、審査に通った後に融資です。書類の不備、条件などを考慮するとすぐに融資を受けられるとは限らず、即日は厳しいのが実情です。
(⇒即日融資のメリットとデメリットとは

生活福祉資金は、低所得者、高齢者、障害者の生活支援を行うための貸付制度です。この制度を利用するためには条件を満たしている必要があります。低所得者世帯の場合、貸し付けにより自立可能な事、他から融資を受けられない事が条件です。

障害者世帯の場合、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた人のいる世帯です。高齢者世帯の場合、65歳以上で療養、介護を要する世帯である必要があります。

貸し付けには原則、連帯保証人が必要ですが、連帯保証人なしでも申し込みできます。借り入れですので利子が発生します。連帯保証人がいる場合、無利子、連帯保証人がいない場合、1.5%です。利率から考えると、かなり低利率で負担の少ない貸付制度と言えます。申し込みは自宅から近い市区町村社会福祉協議会です。

国からの即日融資なら、生活福祉資金が最も適当と言えますが、生活が逼迫している場合、普通に生活保護の申請を行なったほうが早いかもしれません。生活福祉資金の申し込みの際には、役所とのやりとりの回数が多い事を納得した上で申し込みしてください。

本当に即日融資が必要な場合、ダメ元で消費者金融に申し込みする方法もあります。大手は難しくても、中堅消費者金融の審査なら通る確率が高いです。中にはブラックOKな消費者金融もありますので検討の余地はあります。

申し込みと融資はインターネットからでも行えます。ですので、すぐに現金が必要な人は、中堅消費者金融のような審査の甘い貸金業者からの融資も選択肢に入れておく事をおすすめします。