今度カードローンでお金を借りてみようと考えている38歳の契約社員の男性です。審査に落ちて借りられないと困るので、同時に何社か申し込もうと考えています。

先日、友人にこの話をしたら、「申込ブラックにならないように気をつけた方がいいよ…」って言われたのです。申込ブラックになってしまうとカードローンの審査に通るのは無理なのでしょうか?また、どうなると申込ブラックになってしまうのでしょうか?教えてください。

申込ブラックだとカードローン審査に落ちる

結論から先に言えば、申込ブラックとして金融機関に見做されてしまうと、カードローンの審査に通るのは非常に難しくなると言えます。申込ブラックになってしまうケースとしては、短期間のうちに何社も続けてカードローンに申し込んだり、一度に複数社のカードローンに申し込んでしまうと申込ブラックとして見做されます。

カードローンに申し込んだ履歴はすべて個人信用情報機関に記録されてしまいます。そして、カードローン審査では必ず個人信用情報機関に与信をかけて申込者の返済履歴や申し込み履歴を調べるので、短期間にいくつものカードローンに申し込んでいたり、一度に何社もカードローンに申し込んでいると記録が残っているので申込ブラックとして見做されてしまうのです。

金融会社に申込ブラックとして見做されてしまうと、「この人は短期間に何社もカードローンに申し込んでよほどお金に困っているのか…」「こんなにたくさんのカードローンに申し込んでいったいいくらお金を借りるつもりなのか…」「こんなに何社も申し込んで借りていったい返済できるのか…」といったようなネガティブな印象を与えてしまうことでカードローン審査に非常に通り難くなってしまうのです。

そして、カードローン審査に落ちてしまう人の理由のひとつに、「申込ブラックであること」を挙げられるのです。それゆえ、申込ブラックになってしまうことは極力避けるべきなのです。

「自分としては1社では心配なので滑り止めの意味で何社もカードローンに申し込みたい…」と思っても、金融会社はそのように都合よく受け止めてくれないのです。それゆえ、一度カードローンに申し込んで審査におちたら、少なくとも3か月くらい、できれば半年は期間を空けてからまたカードローンに申し込んだ方が無難です。

また、一度に申し込む件数としては、2社くらいが妥当であり、多くても3社が限界でしょうね。そして、なによりも申込ブラックにならない方法としては、自分の収入状態や職業形態、また借り入れ状況をしっかり勘案した上で、カードローン審査になるべく通り易い金融機関を選んで申し込むことなのです。

たとえば、収入が低く属性も高くない人が、いくら銀行のカードローンに申し込んでも審査に通る確率は低いのです。そのような人は、より審査が甘くて通り易い消費者金融のカードローンを選んで申し込むべきなのです。

【参考ページはこちら】
ブラックでもカードローン審査に通るってありえる?

申込ブラックを理由にカードローンを断られないよう注意

何が何でもカードローンの契約をしたい場合は、同時に複数の消費者金融に申し込みをするのが良いという噂を耳にします。しかし、これは逆に不利になることがあるので、注意して下さい。

カードローンの申し込みの時には、仮審査と本審査があります。この本審査の時に、本人の借り入れに関する過去の履歴が確認されます。信用情報機関というところに金融機関が問い合わせを行うのです。
この信用情報機関には、主に次の三つの情報が登録されています。

一つ目が、債務整理の履歴です。債務整理とは、任意整理、民事再生、自己破産のいずれかを指します。この債務整理を完全に終えてから5年間は、信用情報に履歴が残ります。このりれきが残っている状態のことを、ブラックと言います。(こちらもご参考に→キャッシングブラックは何年で消える?

二つ目が、クレジットカードの未払いの履歴です。多少でも遅れれば履歴は残ります。しかし、うっかり入金を忘れていた、という程度と解釈できる履歴ならば、カードローンの契約にはさほど影響はないとされます。何か月にもわたる滞納が履歴にあれば問題です。

なお、携帯電話の料金未納も、クレジットカードの未払い履歴として情報が残ります。携帯電話の本体の料金は、実は月々の請求の中で分割払いとなっていることがほとんどです。そのため、自分ではクレジットカードの利用をした記憶がないのに、実際には利用しているということになるのです。携帯電話の販売店がクレジット会社を兼任しているという現状が、時に問題となっています。

三つめが、金融機関への申し込みの履歴です。冒頭の話に戻りますが、同時に複数の消費者金融に申し込みをした場合、その履歴も信用情報機関に残るのです。複数の金融機関に借金を申し込んでいる状態を、申込ブラックと言いますが、これらの人は、通常は相当お金に困っているというふうに解釈できます。貸す側にしてみれば、リスクが高くて審査を通すことができません。

よって、申込ブラックを理由に融資を断られないよう、自分に融資をしてくれる確率の高いところから一つ一つ、なおかつ最低でも3か月は間をあけて申し込むのがベターです。確率の高いところは、ホームページの簡易審査を試してみればわかります。なお、簡易審査の履歴は、信用情報機関には残りません。