住宅の改装をしたいんだけど、どこもこの年齢じゃ融資してくれるところがないのよね。私たち老夫婦でも組めるローンってあるのかしら。年金担保型カードローンなんてあるみたいなんだけど。
高齢者だからこその特例処置みたいのものがあるらしいですよ。すっごくうらやましい！「国庫」といわれる日本政策金融機構と、一応の政府機関でもある独立行政、俗にいう「独法」の福祉医療機構が扱っているみたいなんです。
使用用途のもし自営業をされているのであれば事業資金として、持病をお持ちであれば治療費に、ご親族のお葬式やお孫さんのご結婚費用に、借金の返済がどうしても年金で返済できなくなってしまった時や、急に生活ができなくなってしまった時のために幅広くいご利用できます。もちろん、住宅の改装資金にも役立てることができるそうなんです。老後生活の心配なんていりませんね。
担保になるものはもちろん、年金。年金を受給しているということが条件になるようです。そしてハードルの高い審査ではないことが魅力。限度額も250万までだそうなんですが、これは用途やこれまでの受給の内容にもよるでしょうね。それでも消費者金融に借りれするより金利はかなり低く0.6～1.6％と低く抑えられ、銀行よりも審査がキツいわけではないようです。
住宅の補修程度であれば、十分な金額で返済も利息払いが基本になっているようですから、ぜひ高齢者限定の融資枠をご利用されるといいでしょう。
通常、安定した収入がないとカードローンを利用することが難しいので、年金暮らしの方はカードローンを利用することはできないと思っておられる方が多いようです。しかし、そんなことはありません。年金暮らしの方には、年金担保型カードローンという特別なカードローンがあるのです。
これは年金を担保にすることで融資を受けることができる制度で、取り扱っているのは消費者金融などではなく、独立行政法人福祉医療機構と日本政策金融公庫が取り扱っているので安心なんです。
この年金担保型カードローンを利用することができる対象者は、厚生年金保険や国民年金、船員保険、労働者災害補償保険の年金の支払を受けている人です。また、使用目的はフリーではなく、医療、介護、福祉、住宅改修、冠婚葬祭、教育、事業維持、債務の整理、臨時生活資金を対象としています。
融資金額は、10～250万円までとなっており、臨時の生活資金を使用目的とする場合は、融資上限額が100万円までと定められています。この範囲内で、受けとっている年金額の1.0倍以内をそれぞれの上限としなければなりません。
そして、何と言っても最大の特徴が金利は1.6％と非常に低く設定されていることです。労災保険年金の方はさらに低く、0.9％となっています。これだけ低い金利が設定されているわけですから、普通のカードローンを利用する意味がありませんね。
この他にも、年金担保型カードローンと普通のカードローンを比べてみると、審査がないということも特徴にあげることができるでしょう。ただ、その反面、普通のカードローンは通常無担保で融資を受けることができますが、年金担保型カードローンの場合は、年金を担保としなければなりません。そのために、万一返済ができなくなった場合は、年金から引かれていくことになります。
老後の生活も、住まいをバリアフリーにリフォームしたり、介護費や医療費など、何かとお金がかかるものです。しかし、もし経済的な不足が起きても、この年金担保型カードローンがあるので安心ですね。
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