審査の甘いカードローン会社を探していたら、三和ファイナンスっていう会社が審査激甘っていう記事を見つけたんです。でも、三和なんとかっていう名前の業者には要注意っていう記事もあって、危ない会社なのかと不安になりました。審査が激甘だと、それだけリスクも危険だっていうことなんですか?

古い情報には要注意!三和ファイナンスは今は存在しません

三和ファイナンスについては、今は存在しない会社になっています。旧三和ファイナンスは株式会社SFコーポレーションと名称変更をした後、平成23年に破産手続きを行なっています。簡単に言うと倒産してしまったわけですね。

2000年代後半から2010年代に渡って、多くの消費者金融が名称変更をしたり、合併や破産で事業から撤退したりしているので、「聞いたことがあるな」とか「ネットでヒットした」という情報も最新の情報として通用するかを取捨選択しなければいけません。

特にネットの情報は、かなり古い情報もそのまま放置されていたり、日付の更新だけを行なって、今年更新された新しい情報のように見えたりと、正確な情報を把握するのも利用者の重要なスキルになっています。中には10年前の情報がそのまま残っていたりもするんですよ。

三和ファイナンスは全国的にもそれなりに知名度が高かった会社です。それが破産して存在しなくなったのにつけこんだのか、複数の「三和○○」と名乗る悪質な違法業者が出現したのも事実です。激甘審査だからリスクが大きいのではなく、その会社自体が正規業者ではないため、闇金だったり詐欺集団だったりのリスクしかない業者だということは判断できるようになりたいですね。

怪しいと思ったら近づかない。それでも気になるときは金融庁のホームページ内にある業者検索で会社名の一部を入力すれば、すぐに現存する正規業者かどうかを調べることができます。登録(許認可)を受けて営業するのが消費者金融会社の大前提ですから、それを管理・監督する行政機関(金融庁や財務局)の情報検索は、非常に役に立ちます。

【参考ページはこちら】
即日融資が受けられるキャッシング会社選び

三和カードローンの審査会社はどこ?ある貸金業者がやってます

三和カードローンの審査会社はアコムです。なぜ、消費者金融が、銀行カードローンの審査をやっているのと疑問をお持ちの方もおられるはずです。2000年の中盤、グレーゾーン金利と過払い金請求によって、多くの消費者金融が苦境に立たされました。

グレーゾーン金利撤廃によって、消費者金融は利息による収益が大きく下がり、過払い金請求によって過去に遡って、利用者へ過払い金を返還した結果、経営が困難となります。そこで銀行が手を差し伸べて、多くの消費者金融は銀行の傘下となったのです。

銀行側は、消費者金融の審査のノウハウを手に入れた事により、現在のように手広くカードローン事業を展開する事になりました。昔と比べて銀行がカードローン事業を健全に行えるのは、このような経緯があるためです。ですので、消費者金融のアコムが、三和カードローンの審査会社であっても問題は無いのです。

その三和カードローンですが、商品を提供していた三和銀行は今ありません。2005年に東京三菱UFJ銀行に吸収されたためです。現在は東京三菱UFJ銀行が扱っているローン商品です。新規受付は終了しており、それに伴いシステムが一部変更されています。

平成20年以降、返済額を計算の基準日と基準時間が変更されています。移行前の基準日は月末日、移行後の基準日は15日です。移行前の基準時間は24時、移行後は19時です。利息計算期間、移行前は前月1日~前月末日、移行後は前月15日~当月返済日前日、延滞中のご返済当日受付時限、移行前は平日21時、移行後は19時です。三和カードローンの利用者の方は一応、確認しておいてください。

三和カードローンのように甘い銀行のカードローンに申し込みたい場合、申し込み先の審査会社を確認すると良いです。先に書いたように銀行の審査を消費者金融が行なっているためです。カードローン審査にスムーズに通るちょっとしたコツとして覚えておくと、いざ現金が必要な時、役に立つはずです。