新卒で入った会社は、人間関係のトラブルのため1年で辞めてしまいました。そのあとも1年単位で転職を繰り返し、今の会社が5社目です。人間関係で嫌なことがあると、すぐに逃げ出してしまう性格なのが原因です。

今度こそ、強い精神力で長く勤めたいとおもって頑張っています。何度も転職し、その都度引っ越しもしたので、貯蓄がまったくできていません。今の会社もまだ勤めて半年ほどしか経っていないので、お給料はそんなに高くありません。

だけど、付き合いなどでどうしてもお金が必要になるときがあります。銀行系のカードローンでお金を借りようと考えていますが、これだけ転職を繰り返していると、審査には通りにくいですよね。

銀行系でも比較的審査が緩いところがあるという話しを聞いたことがあります。調べてみましたが、いろんな噂があるので本当のところがわかりません。結局のところ、審査の緩い銀行系カードローンってどこなんですか。

銀行と消費者金融が合体したところがおすすめです

審査に通る自信がないから、審査が緩いところを探しているんですね。希望は銀行系のカードローンということですが、消費者金融に比べて、銀行はやはり審査が厳しいと言われているのが現実ですね。最近は、銀行もかなり柔軟にはなってきているようですが、それでもやはり厳しいのには間違いないでしょうね。

2010年に総量規制という法律ができてからは、銀行もずいぶんと審査に対して柔軟になったようです。総量規制とは、貸金業である消費者金融に対して「年収1/3までしか融資してはいけません」という、法律のことになります。

すなわち、年収の1/3以上貸してもらいたい人は消費者金融で融資してもらえなくなったので、銀行に申込むしかなくなったんですね。そのため、銀行ではカードローンのような商品がたくさんお目見えしたわけです。

しかし、銀行はあくまで銀行なわけで、消費者金融のように融資をするためのノウハウがなかったため、消費者金融と手を組む銀行が増えてきたんですね。消費者金融をそのまま子会社化するところや、銀行グループの傘下に入れたりするところがたくさんでてきました。

この手のところは、バックは銀行だけど、融資をすることに関しては消費者金融がすべて請け負っているので、銀行でありながら審査は柔軟だといわれています。

有名なのは、新生銀行カードローンのレイクです。元々消費者金融だったレイクを新生銀行の子会社化することで、融資のノウハウはレイクだけど、新生銀行なので総量規制の対象外ということになります。すなわち、カードローンの申し込みから審査までは今までのレイクが担当しているので、銀行でありながら比較的審査に通りやすいといえるでしょう。

その他、審査が通りやすいところとしては、ネット銀行が多いようですね。店舗を持たないネット銀行は顧客獲得のために、あれこれキャンペーンを実施しているところが多く見受けられます。審査を通りやすくしているのも顧客獲得の一環といえるでしょうね。

審査に通りやすいとウワサされている銀行は、「楽天銀行・じぶん銀行・住信SBIネット銀行・イオン銀行・オリックス銀行」などでしょうか。

ネット銀行は、銀行の中でも金利が比較的低く設定されているところも多いので、ネット操作ができるのであれば、ネット銀行で申し込むというのもひとつの手だと思いますよ。この中でも圧倒的に金利が低いのは、住信SBIネット銀行で、なんと1.99%~7.99%ですよ。審査のことも含めていろいろ調べてみてはいかがでしょうか。

【参考ページはこちら】
新生銀行カードローンの保証会社って?

審査の緩い銀行系カードローンはあるのかどうか

銀行系のカードローンといえば審査が厳しいと思われていますが、本当にそうなのか見ていきましょう。実は銀行の審査基準は消費者金融とあまり変わらないのです。

これはどういうことかというと、銀行は本来お金を貸すことが本業ではありませんので、お金を貸すことに関しては素人なのです。

そこで、お金を貸す事業に関しては、お金を貸すプロである消費者金融を保証会社として提携を組んで行っているのです。ですので審査の基準に関しても、その提携先の消費者金融の基準をそのまま採用しています。
(⇒即日融資キャッシングの審査基準を教えて!

要するに銀行は名前を貸しているだけで、実際は消費者金融と同じ審査を行っているのです。また消費者金融と聞くと悪いイメージを抱く方も多いと思いことでしょう。

これは昔、悪質な取り立てを行っている業者がいて、それが問題となりニュースなどで取り上げられたことが原因です。そうなってしまった原因は、借りる側が返す見込みのない金額を借り入れてしまうことにありました。

そこで国が対策を講じて、年収の3分の1以上の金額を借り入れることを禁じた総量規制という制度を定めたのです。これによって悪質な取り立ても減りました。

しかし、この総量規制が適応されるのは消費者金融のみの話で、銀行では適応外となっています。ですので審査基準は消費者金融と同じで、総量規制の適応もされない銀行は審査の緩い銀行系カードローンといえます。

現に三菱東京UFJ銀行の社員の方が「銀行でカードローンを行う理由は消費者金融で借り入れることができなかった方の、受け皿になる為です」と語っています。

ですので、必ずしも銀行系が審査が厳しいわけではないのです。むしろ消費者金融で借り入れることができなかった方が、銀行では借り入れることができることもあります。

具体的に審査の緩い銀行系カードローンは、アコムと提携をしている三菱東京UFJフィナンシャルグループやプロミスと提携をしている三井住友銀行グループなどがあります。

とはいえお金を借りる際には、必ず返す計画を立ててから借りるようにしてください。