8年前に消費者金融1社と和解して、6年前に完済した者です。今はその消費者金融を利用していた頃から利用している銀行カードローンを1枚持っていて、限度額いっぱいの50万円を借りている状態です。

今回質問したいのは、6年前に払い終わった消費者金融との契約がブラックとして登録されているのかと、もしブラックだったとして、銀行のカードローンに増額の申込みをするのは無謀かの2点です。最初から無理なことなら手続きしないつもりでいるので、良きアドバイスをお願いします。

過去のブラック情報は消えてしまえば影響を受けません

6年前に完済したとの事ですから、信用情報からは任意整理したことは消えているはずです。破産の場合は最長10年登録されますが、任意整理の場合は最長でも5年です。6年経過しているのなら、情報は消されていると思っていいでしょう。ですので、最初の質問に対しては、「過去にブラックだったが、今はブラックではない」とお答えします。(こちらもご参考に→ブラックでもカードローン審査に通るってありえる?

では、銀行のカードローンの増額は可能かという点ですが、ブラックではない以上、申込むだけの価値はあります。たださい、申込み時よりも収入が減っていたり、転職したのに届け出をしていなかったりしていると、逆に限度額を減らされる危険性もあるので注意してください。

そもそも、銀行のカードローンは半年~1年くらいで増額や金利引き下げの案内がメールや電話で来たり、インターネットで会員専用ページを設けている銀行なら、そのページでお誘いがあったりするものですが、今までにそのような事はありませんでしたか?

もしあったけど断っていたというのであれば、増額の可能性も高くなります。逆にお誘いがなかったのであれば、再度審査の上、現状維持か増額かを判断されることになります。

過去にブラックだとカードローン増額されない

カードローンの増額申請ですが、過去にブラックだとカードローン増額されないということは無いです。何故なら金融機関は過去にブラックとわからないから融資をしているのだから、ブラックが理由で増額をされないという理由は当てはまりません。

それで増額されない理由ですが、返済がたまに延滞をする人は返済が危ういから増額を拒否されます。そして他社借入が多い人も増額を拒否されます。総量規制が始まって個人への貸し出しが他社との合計で、年収の3分の1未満になるように規制されたので、貸金業者の場合は貸し出しが制限されていて年収の3分の1未満を超えそうなら増額はしてもらえません。

そして銀行カードローンは総量規制の対象外だから年収の制限は有りませんが、年収に対して他社の借入数が多ければ毎月の返済額的にこれ以上の融資は出来ないと判断されると、増額を見送られます。

この条件以外で増額を見送られる場合は、在籍確認が出来ていないからです。最近は個人情報保護が厳しくなって外部の人間に対して、安易に所在を言わなくなりました。だからカードローンを借りる時は在籍確認が出来ても、今は出来なくなったから増額の審査の在籍確認が出来ないから増額を見送られています。

そして現在ブラックだと増額はされません。借入中に他の借入を債務整理した場合、債務整理の金融事故情報が信用情報機関に記録されますから、増額の審査で他社借入状況をチェックした時、ブラックになったことがわかりますから、それが原因で増額が見送られる場合が有ります。

過去にブラックだとカードローン増額されないということは無いです。カードローンを借りられたということはブラックの経歴が抹消されたということですから、金融機関は過去にブラックだということを分からずに融資をしています。カードローンが増額されないのは、何らかの理由が有ります。だからそれらの理由が該当しないかを確認して、増額されない理由を判断すべきです。

【参考ページはこちら】
夫婦でブラックだとキャッシングは無理?