40代の主婦ですが、今回質問したいのは、今年70歳になる父のカードローン契約についてなんです。私が実家にいた5年くらい前には既に使い始めていたはずなんですが、カードローン契約というのはいつまでも続くものではないですよね?年齢の上限が来たら、契約終了なので全額返済してください、ということになったりしないか心配です。

母が62歳でまだパートをしているので、父の年金者生活は苦しいものではないと思います。カードローンをどれだけ利用しているのかも、契約に年齢上限があることを知っているかもわからないので、一括返済するようなことになって困らないようにそれとなく助言をしたいと思っているんですが、カドが立たないアドバイスの仕方ってありませんか?

年齢上限に達しても、返済は今までと同じ返済方法で大丈夫ですよ

カードローンによって上限年齢が異なっているため、70歳まで借り入れできたというのはある意味ラッキーだったかもしれません。中には65歳までとか60歳までというものもありますからね。

しかし、70歳を超えるとなると、確実に契約の年齢上限が迫っていることは間違いないでしょう。中には76歳の誕生日まで利用可能なカードローンもありますが、それは珍しいケースだと思っていいでしょう。

では、契約の更新をしないことになる年齢上限に達したら一括での返済を求められるのかというと、それはないので安心してください。契約で打ち切られるのは「新たな借入れ」です。つまり、カードで引き出しはできなくなり、返済専用として利用を続けることは可能なんです。残っている元金を一括で払えと言うようなことにはなりません。

お母様がまだ現役でお勤めされているとはいえ、年金生活者であるお父様のお金の使い方、特に返済計画についてはしっかりとした数字目標を立てて行なうべき重要な事柄です。

今後借りれなくなることを理解していればいいのですが、理解していないなら、会話の中で豆知識的に「カードローンって利用年齢に上限があるの、この前初めて知ったんだ~」くらいのやんわりしたアドバイスをしてあげてはいかがでしょうか。

親子と言っても大人ですし、正面切って「お父さんのカードローンはいつまで使えるか知ってる?」と訊くのもお父様が気を悪くするかもしれませんからね。遠回しに、「カードローンの借入れには年齢上限があって、多くの場合は60代~70歳前後で引き出しができなくなる」ということを会話に混ぜるくらいでいいのではないでしょうか?

【参考ページはこちら】
即日融資キャッシングに関するQ&A

70歳の年金者のカードローンはあるのだろうか

年金受給者でも申し込みが可能なカードローンはありますが、その場合申込者の上限年齢が69歳以下にしているところが多いです。
(⇒家族にバレずに即日キャッシングできる?

一般的に、銀行のカードローンでは年齢制限が65歳未満で、消費者金融系でも69歳未満となっていて、70歳になってしまうと新規の借入は出来ないようになっています。これは、既に契約していても追加の融資は打ち切られます。

では、70歳の年金者のカードローンは全くないのかとなるとそうでもなく、地方銀行の中には年齢制限幅が広いローンがあったりします。これは、色々な種類がありますが、その一つにリバースモーゲージ型の高齢者向けのローンというのがあります。

リバースモーゲージとは、持ち家などの不動産を担保にしてローンを組むことで、利用期間中は返済をしないで契約者が亡くなったときに、その不動産の売却によって返済される仕組みになっています。

リバースモーゲージは、厚生労働省が導入して都道府県社会福祉協議会が実地している公的なものから、民間の金融機関なども扱っていて、商品のサービスにもそれぞれ特徴があります。一定の評価がついている不動産を所有していなければだめですが、70歳を過ぎていてもローンを組みたい方にとっては大変魅力的な商品といえます。

ただ、利用期間が80歳から83歳ぐらいまでとなっているものが多く、長生きのリスクがあります。他にも、不動産価格が下がった時のリスクや地震などの災害リスクなどもあるので、最終的な方法としてのローンともいえます。

70歳以上の年金受給者が、ローンなどを組みたいと考えても公的な融資は現在ないので、民間の金融機関が扱っている特別なサービスのものを利用していくしかありません。

そのため、出来れば年金受給が始まる前に申し込んでおいて、ローンを利用するのが一番得策だといえます。若い時なら返済能力も高いですし、早い完済も期待出来ます。70歳までなら、多くのカードローンがあるので、比較しながら選択していくことも可能です。