会社を定年退職で辞めてから3年が経ちます。退職金は家のローンを全額返済したので、ほとんど残っていません。今は、毎月の年金で生活しています。細々と暮らしていれば、年金だけでも何とか生活していけますが、たまには高級なお店で食事したりしたくなります。

会社員時代はあまり考えずに、食べたい物を食べて、欲しい物を気にせず購入していましたが、今考えるとあれは贅沢だったようですね。もう少しきちんと貯蓄していれば、こんなに虚しい生活にならずに済んだのではないかと後悔しています。

アルバイトでもすればいいのでしょうが、大企業に勤めていたプライドが邪魔して、なかなか踏み出すことができません。年金だけだと足りない月がたまにあります。そんなときのために、カードローンを申し込んでみたいと思っていますが、収入は年金だけです。年金受給者にカードローンを申し込む権利なんてあるのでしょうか。

年金受給者の人は専用の機関で申し込んだほうがいいですよ

年金受給者でもカードローンに申し込む権利はあるのでしょうか。申し込むのは問題なくても審査に通るかどうかは別の話しですよね。年金を安定した収入と捉えるかによって、申し込めるところが限られてきます。年金を安定した収入とするかどうかは、金融機関によってさまざまですね。

ただし、申し込めるからといっても年齢制限にひっかからないよう注意してください。たいていの金融機関での年齢の上限は、60歳~65歳までに設定されています。たまに70歳まで可能というところもあるようですが。年金を受け取る開始年齢というのは、60歳を過ぎてからですよね。

となると、年齢制限に引っ掛かる人が多くなりますので、金融機関の年齢制限をきちんと確認するようにしてください。今現在、年金受給者でも申し込めるところはいくつかあります。

「三菱東京UFJ銀行カードローンのバンクイック」と「新生銀行カードローンのレイク」は、収入が年金のみでもOKとなっているので、問い合わせてみるといいでしょう。ただし、どちらも年齢制限はあります。「三菱東京UFJ銀行カードローンのバンクイック」は、65歳未満、「新生銀行カードローンのレイク」は、70歳までOKとなっています。

年金受給者だと、カードローンを申し込める金融機関は限られてきますが、少しでもアルバイトをして年金以外の収入を得られれば、申し込める金融機関の幅も広がってきますよ。そろそろプライドを捨てて、少しでもいいので収入を得られる道を探し出したほうがいいかもしれませんね。

民間の金融機関で申し込んでも構いませんが、年金受給者の人は「独立行政法人福祉医療機構」での借入れがおすすめです。年金担保貸付制度といって、年金を受給している人に対して貸しつけをおこなう行政法人という機関になります。民間の金融機関では当たり前のようにある審査ですが、ここでは特に審査ありません。「年金を受給している人」というのが対象となります。金利も金融機関に比べて格段に低くなっているので、ぜひ活用すべきではないでしょうか。

独立行政法人福祉医療機構の年金担保貸付制度を利用する場合は、年金を受け取っている銀行や信用金庫で手続きをおこないます。借入申込書が各店舗に用意してあるので、まず申込書に記入してください。

記入し終わったら、「借入申込書・年金証書・年金受給を証明する書類・実印・印鑑証明書・本人を確認する写真付証明書」を準備して申し込んでください。気を付けないといけないのは融資までに時間がかかるということです。3週間ほどはみておいたほうがいいでしょう。

【参考ページはこちら】
即日融資キャッシングには職業も関係してくるの?

年金受給者でもカードローンは利用可能だがメリットが低い

年金受給者でも銀行や消費者金融のカードローンを利用することが出来ます。これは年金が収入として認められているからであり、収入をしっかりと持っていることで申し込むことが出来るという仕組みになっています。

まず、年金受給者がカードローンの申し込みを行う時は申込条件をしっかりと確認しておかなければなりません。各社では色々な条件が決まっているので、その条件をすべて満たしている状態でなければ申し込めません。特に注意をしてみておきたいことは年齢です。年齢制限は多くの会社で20歳から65歳という内容になっているので、自分の年齢でも申込対象者となっている会社を見つけることがポイントです。

基本的には申込条件をクリアしてから申し込みを行い審査に合格すればお金を借りれます。しかし、一点だけ注意点があります。年金受給者の場合は金融会社以外でもお金を借りれます。年金を担保とすることが認められている機関があるので、そこを利用しますとかなり低い金利、または無利息でお金を借りることが出来ます。これを踏まえて考えますと、年金を収入としてカードローンを活用するのはメリットが低いです。

年金の収入がかなり高額ということはほぼ無いので、年金を収入として金融会社からお金を借りる場合は自然と小口融資になります。小口融資の平均利率は18.0%付近です。つまり、この利率から融資を受けることになるので、どちらかと言えば金利はかなり高いと言えます。

メリットは何かを考えると無担保無保証で借りれることだと言えます。上記で紹介した機関では保証人が必要となってくるので、融資内容はとても良い反面申込が大変だと言えます。しかし、金融会社だと保証人も担保も必要ないので、比較的簡単に借りることが出来ます。

自分にとってどちらがメリットがあるのかをしっかりと判断することが大事です。カードローンは便利ですが、結局はどのような形でお金を借りてもポイントになることは利息です。