カードローンを利用しようと考えているのですが、カードローンを取り扱っているどの金融業者も金利が○○%~○○%と広い範囲で設定されているので、イマイチどの利率が適用されるのかが分かりません。

例えば4.7%~18.0%という金利幅があった場合、どのあたりの金利になるのでしょうか?借入れする金額によって金利が変動するような事があるのでしょうか?または、個人の信用情報や収入面で低金利だったり高金利だったりする事もあるのでしょうか?教えて頂けるとスッキリします。

融資された金額と業者の設定金利によって異なります

銀行系、消費者金融系に拘らず、どの金融業者も下限金利と上限金利を設けています。下限金利は、金融業者が提供する融資に対して最低の金利、上限金利は利息制限法に抵触しない程度の最高の金利で設定しています。当然、借りる側は低い下限金利でお金を借りたい訳なのですが、業者側は融資額に応じて金利を定めているので、希望している金利が採用されるとは限らないのです。

例えば10万円以上100万円以下なら年率14.6%、100万円以上200万円以下なら13%、200万円以上300万円以下なら11%…と、最低金利に行きつくまでには、相当数の金額を借りないと適用されない事が多く、小口での利用ですと、大概は上限の金利が適用される事になるのです。最低金利4%以下!と銘打たれていると惑わされてしまうのも否めないですね。

金利はあくまで利率であって、利息ではありません。利息は金額に対して掛かる利率を計算して初めて算出されるものです。高い金利が適用されてからといって、返済が滞らなければそれだけ利息は少なくて済むのです。低金利の方が良いに決まっているといって、身の丈に合わない融資を受けるのだけは絶対にやめましょう。

【参考ページはこちら】
カードローンで100万借りた時の利息を教えて!

キャッシングやカードローンの金利幅の仕組みについて

カードローンやキャッシングの利用者が飛躍的に増加したのは、日本のバブルがはじける前のことでした。世の中は好景気に沸いていましたので、キャッシングに対する意識も緩くなっていたのかも知れません。

ただし、キャッシングはあくまでも借金であり、金融機関が個人の信用を担保に資金を貸し付ける、いわゆる無担保ローンに分類されます。そのことから考えれば、カードローンに適用されている金利が高いことは否めないと言えるでしょう。

当時は、カードローンを提供する金融機関は消費者金融業者などの貸金業者が主流でした。今のように上限金利が設定される以前でしたので、法外の金利設定をしている消費者金融も多数ありました。
(⇒即日融資キャッシングの利息に関するおすすめ記事

現代は、貸金業法が改正され、上限金利が法的に規制されるようになりましたので、かつてのような高金利を設定するところは違法として取り締まられる仕組みが作られています。

また、カードローンの提供先も、消費者金融だけでなく、大手の都市銀行をはじめとする一般金融機関やインターネット専用銀行でも軒並み取り扱いをするようになりました。利用者にとっては、キャッシングの選択肢が広がったと言っても間違いないでしょう。

また、キャッシング専用のカードは、持っているだけでは経費がかかりません。必要な時に必要な金額だけを利用すること、延滞をしないこと等を守れば、生活に安心をプラスする良いアイテムとなるでしょう。

また、活用する際に覚えておいて欲しいのは、キャッシングの金利幅についてです。どの金融機関でも、カードローンの商品説明には、「ご利用極度額10万円~500万円、金利年4.8%~14.9%」のような記載をしています。この場合、契約時に審査で決定されたご利用上限額が大きくなるほど低い金利が適用され、逆にご利用上限額が少額になるほど高い金利が適用されます。

この例で言えば、10万円の利用には14.9%、500万円の利用には4.8%の金利が適用される仕組みです。複数の金融機関から小口契約でキャッシングを利用することは、支払利息の負担が大きくなるので注意しましょう。